以前から書きたかったアイテムなのでバカラのプレス オフィス提供の写真での投稿になります。
薄く軽いカップ部と重くしっかりした脚部との対照が魅惑的なアイテムです。
ジョルジュ・シュバリエの後期の代表作で、バカラ関連の書籍の大半で紹介されています。
Photo © Patrick-SchÅttler Courtesy Baccarat
マラデッタのリリースは1946年、製造終了は1970との事。
現物を入手していないのでサイズリスと容量の記載はありません。
名前の由来
マラデッタは山の名前。
形態的に言っても納得のいく名前です。
マラデッタは、フランスとスペインを分けるピレネー山脈の中央部にある海抜3,312 mの山。
ピレネー山脈の山で、スペイン、アラゴン州ウエスカ県のベナスケ市にあるポセッツ マラデタ自然公園内にあります。
ピレネー山脈の最高峰は約90m高いアネト山(3404m)の近くにありますが、ベナスケ港を通って谷へ自然に入る入り口から、またはフランスからアプローチすると、その頂上が前景に現れるため、特に19 世紀初頭登山者の関心を集め、正確な測量のできなかった時代はこの地域の最高峰とみなされ、その頂上への登頂は山脈内の他の山より重要と考られていたと言われています。
初登頂は1817年で、ドイツの博物学者ヨハン・ヤコブ・フリードリヒ・ヴィルヘルム・パロットがピエール・バラウの指導を受けて成功しました。
(Johann Jacob Friedrich Wilhelm Parrot、1791年10月14日 – 1841年1月15日)
その北斜面にはマラデタ氷河があります。
山の名前の「マラデタ」の由来は「「忌まわしい山々」を意味するスペイン語のモンテス・マルディトスに由来しています。
この山塊の地元名はマラ・ヒタ(「悪い」または「上部地域の悪い岩」)でした。フランス人旅行者がこの地域を訪れたとき、イタリア語のマラデッタ(女性名詞で「呪われた」を意味する)と同源であるとして、その名前をフランス語に翻訳して「マラデッタ」としました。その後、この山は山塊全体を指す言葉であるマラデタとして知られるようになりました。