サン・ルイ ジャージー SAINT LOUIS JERSEYは1986年リリースのヴィンテージものです。
ヴィンテージの家具を扱っている友人が、今パリでは1980年代の家具が大ブームとか。。。だから仕入れたという訳ではないのですが。。たまたま。。。
サン・ルイのJERSEY(ジャージー)
サン・ルイのJERSEY(ジャージー)
サイズ表
名前の由来
ジャージー(JERSEY)と聞くとフィットなニットの生地ジャージーを連想する人が大半だと思いますが、元々はジャージー島の漁師の作業服に使用されていた布(ニット)なのでまずは、島に関することをから書き始めます。
ジャージー島はイギリスとフランスの間にある島。
地図にも見られるように、距離的には圧倒的にフランスに近いのですが、イギリス国王を国家元首とし、でもUK連合王国には入っていない微妙な土地です。正式にはジャージー代官管轄区 (Bailiwick of Jersey)と呼ばれています。
位置的には 、イギリスとフランスの間で長年複雑な政治状態にであ田だろう事は歴史を読まずとも想像できますね。
歴史的には9世紀から海賊の活動が活発で、993年ブリターニュ公国から、フランス ノルマンディー公の支配下となり、その後ノルマンディー公がイングランドを征服(1066年)したことでイギリス領となります。
そしてそのイングランド王兼ノルマンディー公 が1204年フランス国王からノルマンディー地方を剥奪された際に、なぜか(すみません、調られず)ジャージー島はイングランド王領のままに留まり、それ以 来、ジャージー島は歴代イギリス王室の直轄地となっているのだそうです。
冒頭にも書いたようにジャージーの名が有名なのはフィットなニットの生地ジャージーだと思いますが、元々はジャージー島の漁師の作業服に使用されていた無骨な布(ニット)をハイファッションに初めて起用したのは、かのココ・シャネルでした。1920年代のことでした。
ストレッチの布などのない時代、スポーツウエアや着心地の良い、動きやすいスポーティーなファッションとして大人気を博したのでした。
ココ・シャネル名言
「贅沢というのは快適でなければいけない。そうでなければ贅沢ではない。」