また1975年のバカラのカタログではアルクール2個のカットを施したモデルが掲載され、JONZAC de BACCART バカラのジョンザックと呼ばれていて、そのためかこのカットが施されたアンティーク品も現在JONZAC=ジョンザックが通称となっています。
このグラスは赤被せですが、全て透明の品と数色の被せガラスの品が存在します。
1916年のカタログのページ名前の由来
JONZACジョンザックは南フランス、ボルドーの北80kmほどに位置するの人口4000人にも満たない小さな町です。
小さな町ですが11世紀に建設されたスニュ渓谷を見下ろす岩山の尾根にそびえ立お城で有名です。
このお城は11世紀に建設された後100年戦争で破壊され、15世紀に再建築されたもの。
現存するお城はそれまでの要塞的だった建造物に17世紀に緻密な装飾が施されたもの、とのこと。
外観は非常に美しい城ですが、現在は大半が市庁舎と県庁舎として使用されていて、結婚式場、議会室として使用されている2つの部屋のみが公開されているとのこと。
ジョンザック城 ファサード Photpo©rosier.
他に有名な建設物というと12世紀に建立されたサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会があります。
Photpo©JLPC
Photpo©Jacques DASSIÉ