直系15cmの低脚ヴァージョン
低脚で小さいサイズでもテーブルに高低がつきテーブルセッティングでとても映えます。
通称コートアルテルネで親しまれているコート アルテルネ デポリ。
1893年のカタログ掲載されていて、1903年のカタログには見られません。
19世紀末の逸品です。
製品リリースから130年かそれ以上経っているのに古さを全く感じないタイムレスなデザイン。
クリスタルの鋳込みでやや肉厚のため丈夫なので経年数に反して比較的コンディションの良い品が多いです。
直径16cm(器内径15cm)の品を長年自宅用に使っていますが、食後に小さめのお菓子をサーブするときなどにとても出番の多いアイテムで重宝しています。
このアイテムブログに載せていなかったのでページを追加します。
カタログには3段のコンポートやマスタード入れ、塩入れなど多くのアイテムが掲載されていますが今まで入手したことがあるのはシンプルなコンポートのみ。リクエストで脚の高い直径25cmの物を仕入れた事があります。
ケーキを置きたいとのご要望でそのサイズのご希望でした。確かにそのくらいの直系があると、用途が広がりそうです。
アイテム名ですが、コートアルテルネ デポリ
コート=リブ
アルテルネ=交互に
デポリ=艶消し
「交互艶消しのリブ」という意味になります。
全く意匠通りのネーミングです。
自分用のものも含めて今まで3回しか入荷したことがないのでサイズリストは割愛しますが、昔のカタログにサイズのバリエーションも記載されていますのでご参考ください。
ちなみに自宅用に使っている品は外径16cmですがそのサイズはカタログにはないので器内径15cmということなのだと推察します。
現在アンティーク市場に出回っている品の印象としては直径20cm以下の品は比較的簡単に見つかりますが、25cm以上は稀で探すのに時間がかかります。
こちらは昨年リクエストで仕入れた直系25cmの高脚ヴァージョン。
以下は1893年カタログページです。