ピンクを基調としたテーブルセッティング Photo©Galleria Kajorica
グラスはヴェネツィアングラス(?多分)
Finca Vigía(フィンカ・ヴィヒア=日本語表記は普通ビヒア)は文豪ヘミングウェイが人生で最も長く(1939-1960) 住んだという家。キューバの首都ハバナの郊外南西約12kmのところにあり、現在はミュージアムとして一般に公開されています。内部には踏込めず窓の外から鑑賞するのですが、どの部屋も窓が大きく想像以上によく見えました。
ヴィラ・フィンカ・ヴィヒアは熱帯植物の生茂る広い敷地の中にありオアシスの様。家の中はどの部屋も鹿の頭の剥製が飾られていてヘミングウェイの狩猟好きぶりがうかがえます。私個人は反狩猟派ですがこの家にはハンティング・トロフィーは欠かせない存在の様に思えます。
テーブルウェアも上下写真のように極上の趣味ですが、この家に6ヶ月暮らしたというヘミングウェイの最後の秘書で義娘のヴァレリー・ヘミングウェイはミュージアムになった後にここを訪れ「私がこのダイニングルームで見たのは重たい木のテーブルや陶磁器等ではなく様々な料理とワインと会話と笑い声だった」と書いています。確かに「物」達はあくまで暮らしの脇役。使う人がいて、その人なりの使い方があって初めて生きるのかもしれません。
テラス側出入り口 Photo©Galleria Kajorica
このブログは食卓がテーマのはず、でも仕事柄どうしてもインテリア全般にも目が行ってしまう。
全体にとても良い趣味なのででダイニングルーム以外もご紹介します。
リビングルーム Photo©Galleria Kajorica
ヘミングウェイの寝室 Photo©Galleria Kajorica
オフィス Photo©Galleria Kajorica
書斎 Photo©Galleria Kajorica
人をレシーブするときはオフィスで執筆はこの小さな部屋でしていたのでしょう。
ゲスト用ベッドルーム Photo©Galleria Kajorica
バスルームの体重計の脇の壁には体重のメモが、
最上階に展望台のあるはなれ Photo©Galleria Kajorica
望遠鏡を配した展望台 Photo©Galleria Kajorica
遠くのハバナの町はこんな風に見える(肉眼で) Photo©Galleria Kajorica
プール(空)、ボートの展示などもある敷地内に咲き乱れる熱帯の花 Photo©Galleria Kajorica