典型的なアール・デコ様式の形状で、飽きのこない幅の狭いフラットカットを施されたこのレックスというモデル、比較的希少な部類に入ります。
初回ははポートワインサイズの小さなグラスだけ入荷しました。
名前の由来
REX=レックスというのはラテン語で「王」の意味になります。
どの王様について書こうか迷った末、今まで書いたフランス国王に関連する記事をまとめることにします。
フランスで王様といばブルボン王朝の「太陽王」と呼ばれたルイ14世が最初に頭に浮かぶのが普通だと思いますが、ルイ14世に関してはすでにブルボンの項目で書いています。
ルイ14世 詳細はに「ブルボン」の項目をご覧ください。
http://galleria-kajorica.blogspot.com/2020/09/baccarat-bourbon.html
ルイ15世に関してもその名ずばりのモデルがあるのでそちらで書いています。
ルイ15世 詳細はに「ルイ15世」の項目をご覧ください。
http://galleria-kajorica.blogspot.com/2020/01/15baccarat-louis-xv.html
ナポレオンによる短い帝政の後、フランス最後の王となったシャルル10世に関してはロッシーニの項目で書いています。
シャルル10世 詳細はに「ロッシーニ」の項目をご覧ください。http://galleria-kajorica.blogspot.com/2015/11/baccarat-rossini.html
もっと古いアンリ2世のことはメディシスの項目で書いていて、概ね網羅してしまっていますし、ブルボン王朝よりも古くなると、遠すぎて親近感も持てません。
アンリ2世 詳細は「メディシス」の項目をご覧ください。https://galleria-kajorica.blogspot.com/2019/02/baccarat-medicis.html
アンベール・デ・バタルネーが顧問となったフランスの王達、ルイ11世、シャルル8世、ルイ12世、フランソワ1世に関しては少しシャルムの項目で触れています。
アンベール・デ・バタルネーが顧問となったフランスの王達、ルイ11世、シャルル8世、ルイ12世、フランソワ1世
詳細は「シャルム」の項目をご覧ください。
http://galleria-kajorica.blogspot.com/2016/01/baccarat-charmes.html
革命前最後の王ルイ16世はギロチンにかけられ、あまり書きたい気持ちにはなれず。。。人気もないので関連する名前のついたモデルもありません。
ヨーロッパで最も長く続いたのはイタリアの最後の王朝であるサボイア朝と言われていますが、イタリアは第二次世界大戦後、国民投票で王制を廃止し共和国になっていますし。王権を奪われスイス移った後の最後の王様は娼婦のスキャンダルなどもあり、これもまたあまり書いたい気持ちになれません。
ですので、「あ、この王様のことなら書きたい。」という人を見つけるまでこの項目はここまで、とさせて頂きます。悪しからず。