2015年6月3日水曜日

デザイン ミーツ フード 1 Design meets Food 1


今年は5月1日から10月30日までイタリアミラノで万博が開催されています。
博覧会テーマは「地球に栄養を」(日本語版wikiでは「地球に食料を、生命にエネルギー」と訳されていますが)イタリア人が得意とする「食」がテーマです。
このブログも食卓がテーマなので、今回は市内の万博と並行するイヴェントのお話です。

ミラノといえばファッションや家具デザインなどでも有名ですが食とデザインを関連付ける「Design meets Food」というイヴェントが町のあちこちで行われています。毎回メジャー家具メーカーのショールームなどを利用して有名シェフと有名デザイナーの組み合わせでのトーク+パーティーといういうもの。いつも招待状をもらうのですが行ききれないような数なので、5月は3回だけ参加しました。ただ、もともと話すことにはアマチュアなふたつの職業の組み合わせなので司会が上手くないと面白いトークは聞けません。

5月20日に市内の家具ショールームで行われたロン ジラッド(デザイナー)とエルンスト クーナム(パティシェ)のこのイヴェントも本当は数学的なデザインをするロン ジラッドの話が聞きたくて出かけたのですが、彼が話したことと言ったら「イタリアの食事はアメリカの10倍以上美味しい、、、」程度で、そんなことみんな知っていますよ、という感じ。多分に司会の力量の問題でしたが。。。

なので、 会は期待に反してテレビ出演でも有名なパティシェ エルンスト クーナムのほぼ独壇場になってしまいました。
でも制作実演してから味見させてくれたこのチョコレート、とても美味でした。

フォアグラとりんごをお砂糖で煮たもの(煮ると表現していましたが火を通さず2mm角切りのりんごにお砂糖をかけて冷蔵庫で寝かすだけ)がチョコに包まれ更にトッピングがマルドンの塩と黒胡椒で少しソルティープラリネ チョコレート。食前酒のおツマミにもなってしまいそうな微妙な味です。あまり辛口でないコクのある白ワインが似合いそう。

プラリネ チョコレートを自分で作るというのはちょっと大変そうなので諦めるとしても、フォアグラと甘めに味付けた林檎+ビターなカカオ+塩、黒胡椒という絶妙の食材の組み合わせは素敵なオードブルに応用できそうです。いかがでしょう?