2025年4月3日更新
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正直なところコンブールというのが正式名称なのか呼び名なのかは確認できていません。
ステムを持てるのでクラシックでありならが同時に今日的な使用の仕方ができるグラスです。
名前の由来
バカラのグラスはロングステムとノーステムまたはショートステムでは全て別名が付いているので、このローハンのパターンでロングステムのグラスも絶対ローハンとは別の名があるはずと探してみたら、どうやらコンブール(Combourg)という名前の様です。フランスのヴィンテージ アンティーク クリスタル専門店のサイトでみつけました。間違いも多少はあるサイトですし、インターネット上の情報は鵜呑みにしない方が良いといつも自分に言い聞かせているのですが「コンブール」と書いてあるのを見つけてとても納得してしまいました。
でもグービューは何故グービューなのでしょう。不思議。
ローハンのパターンを施したモデルで有名なのは他にチューリップ型ショートステムのシャトーブリアンがありますが、シャトーブリアンとコンブールは切っても切り離せない関係にあります。
レーヌの南50kmの城下町シャトーブリアンにはシャトーブリアン家の祖先が建てて、後に人手に渡ったシャトーブリアン城がありますが(詳細はシャトーブリアンの項目で書きます。)一方シャトーブリアン家のお城というとレンヌの北30キロにある優美な コンブール城 (Château de Combourg)のことを差すのです。
また随分沢山の文献を参考にしても未だに不確かなのですが、 作家フランソワ=ルネ・ド・ シャトーブリアン(1768-1848) の姓は「d」終わりですが「t」終わりChâteaubriant家の家系図に入っている事から、「t」終わりのChâteaubriant 家と「d」終わりのChâteaubriand家は同じ家系なのではと思われます。町名は”t”終わりのChâteaubriantで定着し、一族はd”終わりのChâteaubriandで定着したのでしょうか。
もし私の解釈が間違っていて詳細をご存知の方がいらっしゃいましたらメールにてご指摘頂ければ幸甚です。イタリア語は全て明瞭に発音するので、フランス語の様に音として消えててしまう文字がある言語の常識を良く知りません。
コンブール城 Photo: ©Editions Jack http://www.chateau-combourg.com より
コンブールまではパリのモンパルナス駅からTGVで約2時間のレーヌでローカル線に乗り換えて約30分
乗り換えを含めてもおよそ3時間で到着します。
コンブールまではパリのモンパルナス駅からTGVで約2時間のレーヌでローカル線に乗り換えて約30分
乗り換えを含めてもおよそ3時間で到着します。
ルネ=オギュストの息子、フランソワ=ルネ・ド・ シャトーブリアンはフランス ロマン派文学の父と呼ばれる高名な作家(1768-1848) でここで幼少期を過ごしました。
「伝統としては専制主義、名誉のためには 君主主義、
習慣としては貴族的、良識としては共和主義」
« Monarchiste par hérédité, légitimiste par honneur, aristocrate de moeurs, républicain par bon sens. » (1848)
この短い一文にに要約されてといってもいいでしょう。
フランソワ=ルネ・ド・ シャトーブリアン
シャトーブリアン•ステーキ©Jeremy Keith-from Brighton & Hove