2017年4月8日土曜日

アンティーク バカラ リキュールセット S.695・BACCARAT SERVICE A’ LIQUORE S.695


珍しくアンティーク バカラのリキュールセットを入手しました。最近お客様に依頼されて小さめのグラスやデキャンタを探している勢いで入手してしまいました。

古い物独特の非常に良い雰囲気を持ったセットです。

バカラマークなし
小型カラフ:H17cm ストッパーなしH14cm 直径9cm 首下容量:380ml
トレー: H 2.3cm  21cm x 21cm

グラス: H4.5cm 最大径3.6cm 取っ手込み幅6.3cm  満水容量:20ml

1907年のカタログでS.695という品番の品です。1916年のカタログでも非常に良く似た形でS.764という品番の品がありますが、カタログのイラストが正確であるならば(通常は非常に正確です)若干プロポーションが異なり。こちらは1907年のカタログのS.695になります。

名前がなく品番なので名前の由来など付随のエピソードなどは書けず今回は品物のみのご紹介になります。

このセットは小型カラフ、トレー、グラスの構成です。
グラスは現在5客、内1客が難あり品です。
本来はグラスが6客か8客のセットだったのでしょう。

ヨーロッパでは通常食卓用のグラスは1ダースか半ダースのセットで、リキュールセット、ポートワインセットなど食後酒は半ダースから8客セットが多いです。もちろん1ダースのセットもあり、さらに来客の多い家では1ダースセットを複数揃えたりもします。

ヨーロッパでお客様を自宅ディナーに招待する場合、日本のように食卓でつまみを食べながら延々と呑み続けるということはまずなく、前菜から始まりスィートで終わる食事をコースですませた後テーブルからサロン(ソファなどのある場所=リビング)に移りそこでリラックスしながら食後酒やリキュールなどをサービスするという使い方するのが一般的ですから、トレーもあるととても便利なのです。

1907年のカタログ掲載ページ


1907年のS.695(左)と1916年のS.764(右)の比較